ボウッツ (戦闘力・無量大数)
小学生「……!? な、なんだそれは……?」
俺「さあ、かかって来なさい」
(一秒後)
俺「フフ……」
小学生「ちくしょー! 手も足も出ない!」
俺「まあ、もう少し修行してくるんだな」
小学生「くそっ! 絶対殺してやるからな!」
俺「どれどれ。どれほど鍛えたのか見せてもらおうか」
小学生「いくぜ!」
ボウッツ
小学生「↑オレの戦闘力は9999無量大数9999不可思議9999那由他9999阿僧祇
9999恒河沙9999極9999載9999正9999澗9999溝9999穣9999し9999垓
9999京9999兆9999億9999万9千9百9十9寸9分9厘9糸9忽9微9繊9沙
9塵9埃9渺9漠9模糊9逡巡9須臾9瞬息9指弾9刹那9六徳9虚空9清浄
9阿頼耶9阿摩羅9涅槃寂静だから!」
俺「ほう、なかなか修行を積んできたようだな。数値に表せば≒100^72と言ったところか……」
小学生「さあ、もう一度勝負だ!」
俺「いいだろう……では、もう少しだけ実力を見せてやる」
小学生「何っ!?」
俺「ほいっ」
ボウッツ (戦闘力10^100 【グーゴル】)
小学生「……!? な、なんだそれ……オレ以上の戦闘力はこの世に存在しないはず……」
俺「さあ、かかって来なさい」
(一秒後)
俺「フフ……」
小学生「ちくしょー! 手も足も出ない!」
俺「まあ、もう少し修行してくるんだな」
小学生「くそっ! 絶対殺してやるからな!」
俺「どれどれ。どれほど鍛えたのか見せてもらおうか」
小学生「いくぜ!」
ボウッツ
小学生「オレの戦闘力は1centillionだ!」
俺「ほう、なかなか修行を積んできたようだな。数値に表せば10^303と言ったところか……」
小学生「さあ、もう一度勝負だ!」
俺「いいだろう……では、もう少しだけ実力を見せてやる」
小学生「何っ!?」
俺「ほいっ」
ボウッツ (戦闘力10^6000 【英国版millillion】)
小学生「……!? な、なんだそれ……欧州と米国で違いがあるなんて……」
俺「さあ、かかって来なさい」
(一秒後)
俺「フフ……」
小学生「ちくしょー! 手も足も出ない!」
俺「まあ、もう少し修行してくるんだな」
小学生「くそっ! 絶対殺してやるからな!」
俺「どれどれ。どれほど鍛えたのか見せてもらおうか」
小学生「いくぜ!」
ボウッツ
小学生「オレの戦闘力は不可説不可説転だ!」
俺「ほう、なかなか修行を積んできたようだな。
数値に表せば10^18609191940988822220653298843924824064と言ったところか……」
小学生「さあ、もう一度勝負だ!」
俺「いいだろう……では、もう少しだけ実力を見せてやる」
小学生「何っ!?」
俺「ほいっ」
ボウッツ (戦闘力10^10^100 【グーゴルプレックス】)
小学生「……!? な、なんだそれ……乗数を繰り返すなんて……」
俺「さあ、かかって来なさい」
(一秒後)
俺「フフ……」
小学生「ちくしょー! 手も足も出ない!」
俺「まあ、もう少し修行してくるんだな」
小学生「くそっ! 絶対殺してやるからな!」
俺「どれどれ。どれほど鍛えたのか見せてもらおうか」
小学生「いくぜ!」
ボウッツ
小学生「オレの戦闘力は10^10^99999999999999999999999999999999999
9999999999999999999999999999999999999999999999999999999
9999999999999999999999999999999999999999999999999999999
9999999999999999999999999999999999999999999999999999999
999999999999999999999999999999999999999999999999999だ!」
俺「ほう、なかなか修行を積んできたようだな……」
小学生「さあ、もう一度勝負だ!」
俺「いいだろう……では、もう少しだけ実力を見せてやる」
小学生「何っ!?」
俺「ほいっ」
ボウッツ (戦闘力2[5] 【スタインハウスのメガ】)
小学生「……!? な、なんだそれ……数字自体は小さいのになんて莫大な数……なんだ」
俺「さあ、かかって来なさい」
(一秒後)
俺「フフ……」
小学生「ちくしょー! 手も足も出ない!」
俺「まあ、もう少し修行してくるんだな」
小学生「くそっ! 絶対殺してやるからな!」
俺「どれどれ。どれほど鍛えたのか見せてもらおうか」
小学生「いくぜ!」
ボウッツ
小学生「オレの戦闘力は9[999999999999999999999999999999999999999
9999999999999999999999999999999999999999999999999999999
9999999999999999999999999999999999999999999999999999999
9999999999999999999999999999999999999999999999999999999
999999999999999999999999999999999999999999999999999]だ!」
俺「ほう、なかなか修行を積んできたようだな……」
小学生「さあ、もう一度勝負だ!」
俺「いいだろう……では、もう少しだけ実力を見せてやる」
小学生「何っ!?」
俺「ほいっ」
ボウッツ (戦闘力2[②] 【モーザー数】)
小学生「……!? な、なんだそれ……ブラケット表記で2[2[5]]なんて……」
俺「さあ、かかって来なさい」
(一秒後)
俺「フフ……」
小学生「ちくしょー! 手も足も出ない!」
俺「まあ、もう少し修行してくるんだな」
小学生「くそっ! 絶対殺してやるからな!」
俺「どれどれ。どれほど鍛えたのか見せてもらおうか」
小学生「いくぜ!」
ボウッツ
小学生「オレの戦闘力は関数 G(n) をG(n)=3↑^3=3→3→3と定義したときのG^64(4)
=G(G(…64回省略…G(4)…))=3→3→(3→3→(…64回省略…3→3→(4)…))【グラハム数】だ!」
俺「ほう、なかなか修行を積んできたようだな……」
小学生「さあ、もう一度勝負だ!」
俺「いいだろう……では、もう少しだけ実力を見せてやる」
小学生「何っ!?」
俺「ほいっ」
ボウッツ (戦闘力3→3→3→3【コンウェイのテトラトリ】)
小学生「……!? な、なんだそれ……グラハム数より大きな数なんて……」
俺「さあ、かかって来なさい」
(一秒後)
俺「フフ……」
小学生「ちくしょー! 手も足も出ない!」
俺「まあ、もう少し修行してくるんだな」
小学生「くそっ! 絶対殺してやるからな!」
俺「どれどれ。どれほど鍛えたのか見せてもらおうか」
小学生「いくぜ!」
ボウッツ
小学生「オレの戦闘力は集合論においてグーゴル個以内の記号で表現された任意の有限数よりも大きい最小の数。
数の正式の定義は以下の二階論理の式で定義された関数Sat([φ(x1)],s)を利用する。
[φ]はゲーデルコード化(ゲーデル数によるナンバリング)された式であり、sは代入変数である。
∀R {
{任意の(コード化された)式 [ψ] と任意の代入変数 t
(R( [ψ],t) ?
( ([ψ] = `x_i ∈ x_j’ ∧ t(x_1) ∈ t(x_j)) ∨
([ψ] = `x_i = x_j’ ∧ t(x_1) = t(x_j)) ∨
([ψ] = `(?θ)’ ∧ ?R([θ],t)) ∨
([ψ] = `(θ∧ξ)’ ∧ R([θ],t) ∧ R([ξ],t)) ∨
([ψ] = `∃x_i (θ)’ と、いくつかのtのxi変形t’, R([θ],t’))
)} →
R([φ],s)}
以下の性質を持つあらゆる有限数mよりも大きい最小の数。
:(Satの定義と同様に)一階の集合論の言語においてグーゴル個未満の記号と唯一の自由変数x1で表現される式 φ(x1)の表す数。
但しφ(x1)は以下の条件を満たす。(a)Sat([φ(x1)],s)及びm=x1が成り立つ変数sがある。かつ(b)Sat([φ(x1)],t)及びm=x1が成り立つ変数tがある【ラヨ数】だ!」
俺「ほう、なかなか修行を積んできたようだな……」
小学生「さあ、もう一度勝負だ!」
俺「いいだろう……では、もう少しだけ実力を見せてやる」
小学生「何っ!?」
俺「ほいっ」
ボウッツ (戦闘力ω【アレフ・ヌル】)
小学生「……!? な、なんだそれ……無限の戦闘力なんて……」
俺「さあ、かかって来なさい」
(一秒後)
俺「フフ……」
小学生「ちくしょー! 手も足も出ない!」
俺「まあ、もう少し修行してくるんだな」
小学生「くそっ! 絶対殺してやるからな!」
俺「どれどれ。どれほど鍛えたのか見せてもらおうか」
小学生「いくぜ!」
ボウッツ
小学生「オレの戦闘力はω^ω【無限を無限回コピーしたもの】だ!」
俺「ほう、なかなか修行を積んできたようだな……」
小学生「さあ、もう一度勝負だ!」
俺「いいだろう……では、もう少しだけ実力を見せてやる」
小学生「何っ!?」
俺「ほいっ」
ボウッツ (戦闘力ω^ω^ω^ω^……(以下無限回続く)【ε0(エプシロンゼロ)】)
小学生「……!? な、なんだそれ……無限を掛けるどころか無限に累乗するなんて……」
俺「さあ、かかって来なさい」
(一秒後)
俺「フフ……」
小学生「ちくしょー! 手も足も出ない!」
俺「まあ、もう少し修行してくるんだな」
小学生「くそっ! 絶対殺してやるからな!」
俺「どれどれ。どれほど鍛えたのか見せてもらおうか」
小学生「いくぜ!」
ボウッツ
小学生「オレの戦闘力はアレフ1【ε0でも到達できないほど大きい無限】だ!」
俺「ほう、なかなか修行を積んできたようだな……」
小学生「さあ、もう一度勝負だ!」
俺「いいだろう……では、俺も今こそ真の実力を出そう!」
小学生「何っ!?」
俺「ほいっ」
ボウッツ (戦闘力Ω【絶対無限】だ)
小学生「……!? な、なんだそれ……あらゆる無限より大きい究極の無限なんて……」
俺「さあ、かかって来なさい」
(一秒後)
俺「フフ……」
小学生「ちくしょー! 手も足も出ない!」
俺「まあ、もう少し修行してくるんだな」
小学生「くそっ! 絶対殺してやるからな!」
小学生はついに、戦闘力Ω【絶対無限】に到達する。
そして絶対無限同士の戦闘はこれ以上の上がなく、絶対無限の戦いが絶対無限に続くため
俺たちは絶対無限の時を絶対無限に絶対無限が続くのだった……
【完】