男「ぜ、ぜひぜひ!」
妹「私の友達なんですけど可愛い子ですよ」
男「俺会ったことある?」
妹「会ってもない人と付き合いたいってなるわけないじゃないですか」
男「えー?誰だろ?」
妹「まあ、楽しみにしていてください」
妹「兄さん、今帰りました」
男「お、おうおかえり!」ソワソワ
妹「目に見えてソワソワしてますね」
男「だってそりゃそうだろう!そ、それで例の子は……」
妹「はい、来てますよ。もう入れていいですか?」
男「ああ……ってヤバい緊張してきた……!」ガタガタ
妹「告白される立場なんですからそんなに緊張しなくていいと思いますけど」
男「お前そんな召使いみたいな呼び方……」
男「って妹友ちゃん!?あの美少女の!?」
ガチャッ
妹友「こ、こんにちは……」
男「うおおおお!マ、マジで!?」ガタッ
男「付き合おう!今すぐ付き合おう!」
ギュウ
妹友「ひぃ……!」
妹「兄さん。興奮しすぎて妹友ちゃんが怖がってますよ」
男「あ、ご、ごめん!つい嬉しくて!」パッ
妹友「え、えっと、あの……」
妹「妹友ちゃんは兄さんのことを前々から気になっていたそうです」
男「おお……」
妹「それでは妹友ちゃん。兄さんに正式に告白してください」
妹友「……っ……は、はい……」
妹友「……お、お兄さん。ずっと好きでした……。わ、私とお付き合いしてください……」
男「おっけええええええいい!!!」
妹友「うっ……」グスッ
男「……?なんで泣いてるの?」
妹「嬉し泣きですよ。ですよね?妹友ちゃん」
妹友「は、はい……」
男「いやぁホントだよ!妹にも感謝だな!」
妹友「……」
妹「兄さん、彼女ができたらしてみたかったこととかありますか?」
男「えーなんだろ。いざできてみるとパッと思いつかないな……」
男「あ、あれだあれ!朝一緒に登校!」
妹「なるほど。でしたら明日から早速してみましょうか」
妹「妹友ちゃんは朝ウチまで迎えに来てくださいね」
妹友「はい……」
男「待て待て。それは彼氏の役目だろ」
妹友「いいんですお兄さん……。私がしたいことなので……」
男「そ、そう?それならいいけど……」
妹「妹友ちゃんも気疲れしていそうですしね」
妹友「……」
男「ああ、そうだな。妹友ちゃん送るよ」
妹友「いえ、近くなので私は大丈夫です……お気持ちだけ……」
男「そう?」
妹「彼氏の申し出は素直に受け取るべきですよ」
妹友「あ……う……あの、でしたらお願いしますお兄さん……」
妹友「……」
男「……」キョロキョロ
妹友「?」
男「おらあっ!」ダキッ
妹友「!?」
男「キスするぞ!!!」
妹友「は、はい!?」
男「告白された瞬間から我慢の限界だったんだ!流石に妹の前じゃあ恥ずかしいから!ほらほらほら!!!」レロレロレロ
妹友「い、いやぁ!!!」ドゴッ
男「うげぇ!?」ドサッ
妹友「あ……」
男「」
男「」
妹友「重い……」ズルズル
妹友「はぁ……はぁ……よいしょっ……!」
男「」ドサッ
男「」
妹友「ここならしばらくは見つからないはず……」
妹友「あーもう最悪……あれくらいで死なないでよぉ……」
男「」
妹「帰ってきませんね」
妹「これはさては今頃お楽しみの最中でしょうか……」
妹「随分我慢していたようですからね」クスクス
妹「はぁ……それにしても今回はいい仕事しました」
妹「それっぽく赤ワインでも開けましょうかね」ゴソゴソ
妹「えぇと、栓抜きは……」キョロキョロ
妹「あっ」
男「」
妹友「これも腐ったりしそうだし……」ウロウロ
妹友「自首……事故……」ウロウロ
母「ちょっと!さっきから呼んでるでしょ!」
妹友「ひぃ!?」
妹友「お、お、お母さん!?い、いつから!!??」
母「今入ってきたところだけど……なにアンタウロウロしてるの?」
母「それで、誰その寝てる子?」
妹友「……か、彼氏」
母「お邪魔だったわね」バタン
妹友「……」
妹友「もう置いておけない……こんなの部屋で隠し続けれると思ったのが馬鹿だったんだ……」チラッ
男「」
妹友「どうしよう……」
妹友「……」
妹友「うん……これしかない……」
妹友「謝ろう」
妹友「誠心誠意謝ればきっと……」
男「」
母「家まで送ってあげるの?それならまず起こしてあげなさいよ」
妹友「き、今日は大丈夫」ズルズル
ガチャッバタン
妹友「……」ズルズル
妹友「あ、誠心誠意謝るんだから……なにかお詫びの品がないと……」
露天商「お嬢ちゃん。見ていくかい?」
妹友「え?」
妹友「あ、でも私お金持ってきてない……」
露天商「なら物々交換。取引の原点だね」
妹友「でも価値のあるものなんて……」ゴソゴソ
露天商「その担いでる兄ちゃんは?」
妹友「じ、人身売買ですか!?」
露天商「いやそうじゃなくて」
妹友「あ、彼氏です。さっきから起きてくれなくて……」
露天商「ちょっと見せてごらん…………お……?おおっ!?」
妹友「な、なに!?」
妹友「い、逸材!?なんのですか!?」
露天商「間違いない……10年に1人の逸材だ!」
妹友「凄い!」
露天商「この兄ちゃん買い取らせてくれ!」
妹友「え、で、でも……」
露天商「ここにある物全部と交換でどうだ!」
妹友「こ、これだけあればお詫びの気持ちも伝わるかも……!」
妹友「ぜひお願いします!」
露天商「おっしゃ!」パァンッ
妹友「よ、欲張りすぎたかな…………」ヨタヨタ
妹友「でも、苦労してたどり着くからこそ謝罪の気持ちも表せれるものなのかも……」ヨタヨタ
犬「わん!」
妹友「きゃあ!」ビクッ
ドサッ
妹友「あ、風呂敷が……」
大型トラック「」ゴーッ
妹友「潰されちゃった……」
ぜひ完結させてくれ
妹友「……」スゥーハァー
妹友「……よし!」グッ
ピンポーン
妹友「……」
妹友「……?」
ピンポーン
妹友「……いないのかな?」ガチャッ
妹友「あ……れ……?開いてる?」
「妹友ちゃん。入ってきてください」
妹友「あ、中から声が……な、なんだ……いたんだ……」
妹友「……」スゥーハァー
ガチャッ
妹友「こ、こんにちは……」ソロー
男「うおおおお!マ、マジで!?」ガタッ
妹友「え!?」
男「付き合おう!今すぐ付き合おう!」
ギュウ
妹友「ひぃ……!」
妹「兄さん。興奮しすぎて妹友ちゃんが怖がってますよ」
男「あ、ご、ごめん!つい嬉しくて!」パッ
妹友「え、えっと、あの……」
妹「妹友ちゃんは兄さんのことを前々から気になっていたそうです」
男「おお……」
妹「それでは妹友ちゃん。兄さんに正式に告白してください」
妹友「……っ……は、はい……」
妹友「……お、お兄さん。ずっと好きでした……。わ、私とお付き合いしてください……」
男「おっけええええええいい!!!」
妹友「うっ……」グスッ
男「……?なんで泣いてるの?」
妹「嬉し泣きですよ。ですよね?妹友ちゃん」
妹友「は、はい……!」
終わり
くぅ~!w
うん!頑張った!おやすみ!
乙!!