ワイ「…」
ガキ「明日もここに集合な!」
ワイ「…」
ガキ「明日もここに集合な!」
ワイ「(最近ガッキ来ないな…)」
公園「ワイワイ」
ワイ「鬼ごっこしてる…懐かしい…」
ワイ「(めったに来なくなったな…)」
公園前ガキ「」
ワイ「あっ一人で帰ってるンゴ…」
駅前ワイ「(そういえばもうずっと顔見てないな)」
元ガキ「おっさん…金出せよ」
ワイ「あっあの時の…」
元ガキ「あっ?いいから出せや」
ワイ「…スッ」
元ガキ「チッ!シケてんな」
公園散歩ワイ「あのガッキベンチで項垂れてるやん」
元ガキ「…」
ワイ「兄ちゃんどうしたんや?昔良くここで遊んでたやろ」
元ガキ「…」
ガッキ「…ッス…」
公園ワイ「(同じ格好でまたスッ項垂れてる)」
ワイ「なんかあったんやな?言うてみ、飯くらい奢ったる」
元ガキ「…色々あって家追い出されたんス…頼れる友達ももう居なくて…」
ワイ「せか、ファミレスでも行くか」
元ガキ「…ッス…」
親にも認められずリーダー的存在だったガキは腐っていったようだ
元ガキ「!?あんたあの時の…すんませんでした…」
ワイ「まぁええわ、大した金額持ってなかったし」
ワイ「それでこれからどうするんや?」
ワイ「せか…スイッチのアカウントは覚えとるか?」
元ガキ「?…多分覚えてるけど…毎日やってたし」
元ガキ「でももう誰もやってないでしょ」
ワイ「ワイは君が公園で遊んでた頃から今の今までやってるやで」
ワイ「メッセージ来たら教えたるわ、腹へったら打ちに来い、住所はあの公園正面や」
元ガキ「…あの家か…」
元ガキ「…どうすか」
ワイ「お、なんか通知きとるで」
元ガキ「!………」
ワイ「怖いんか?」
ワイ「せか、みんでもええけどこのままじゃ人生楽しくないやろ」
内容をかいつまんで聞いてみた
友達も音沙汰のない元ガキの事を偶に心配していたらしい
今は県外の進学校で真面目にやってるそうだ
今は忙しいが、また今度地元のあの公園で会おう
と言う事だった
ワイ「良かったな」
元ガキ「…ッス…あの、ここのWiFi借りていいすか?友達と話ししたいス…通信費払えなくてスマホ使えなくて…」
ワイ「ええぞ!パスワードは…かけてないの知っとるな」
電話元ガキ「必ず地元帰って来いよ!俺も頑張るわ!じゃあな!」
ワイ「みんなええ奴やな」
元ガキ「…ハィ…あの…ありがとうございました…」
ワイ「ええてええて」
元ガキ「あの…お願いがあるのですが…」
元ガキ「散々世話になってるのですが…俺に仕事紹介して下さい!」
ワイ「おぉ!立派やな!でも無理や」
元ガキ「…なんでですか?やっぱ俺には無理ですかね」
元ガキ「…」
元ガキ「…俺昔から機械とかプログラムとか興味あって…なんで無線でゲーム出来るんだろう…WiFiは早いのに4Gが遅いのはなんでだろうって思ってて…」
ワイ「はぇ~変なとこに興味あったんやな」
ワイ「せか、ならワイの遠い親戚に情報系の教授がおるらしいからママに連絡先聞いてみるわ、ワイが無職なのバレてるからマッマからの紹介って事にしといてや、それなら先は君次第や」
元ガキ「…ありがとうございます!」
男所帯の研究室らしく掃除役としてバイトで雇われたそうだ
ワイもバイトで誘われたが仕事したくないので断った
ガキ「ここ量子通信飛んでるぞ!火星旅行行った友達とスイッチXしようぜ!」
男「(…フフ)」
数十年前でさえWiFiさえあれば世界のどこでも繋がると思っていたがそんなことは無かった
ワイは相変わらず引きこもりのまま
変わったのは年齢ぐらいや
ただ…昔のワイと違うのは…
男(元ガキ)「ワイさん!スイッチしましょうよ!もちろん初代の!」
ワイ「ええで!でもこんなとこで油売っててええんか?例の発明から数年たってノーベル賞近いんやろ?」
男「いいんですよ!どんなにリアルタイムでも直接友達と遊ぶ方がずっと速くて楽しいです!」
ワイ「…ッス…」
男「もう!w」
出張帰り暇で思いつきで立てた
文章書くのむずいンゴね
付き合ってくれてサンガツ