男「あともう少しで社会人か~」
友「あぁ、実感ないな」
男「でも、お前はいいよなぁ~大きい会社で」
友「そうか?ソルジャーだよソルジャー、もう営業マンだよ」
男「俺も中小の営業だよ、まぁ文系だからしょうがないよな」
男「まぁ、なんとでもなるだろう」
C「そうだよな俺なんて既卒フリーターになるんだしな」
友「」
D「め、飯食いにいくか…とりあえず卒業祝いに」
C「じゃ、お開きだな」
男「おう」
友「あぁ」
男「…あ~あ、もう社会人か~来週から研修だよ」
友「あ~お前の所は3月からするんだっけか」
男「あぁ、お前の所は入社してからホテルで3カ月だろ、やっぱ大企業は違うよなぁ」
男「でも、金融機関ってマジブラックって言うじゃん…大丈夫なん?」
友「まぁ、それでも大企業だしな…なんとかなんだろ」
男「そっか…じゃあな」
友「おう」
父「おう、男…これ」
男「腕時計?」
父「あぁ、就職祝いだ、社会人になってもスマホで時間確認なんてみっともないからな」
男「あ、ありがとう」
母「男、おばあちゃん達から就職祝い預かっているわよ。新しいワイシャツとか靴下とか買いなさい」
男「ありがとう」
男「」
男(いよいよ研修か)
同期「や、君名前なんて言うの?」
男「俺…?すいません、私は男と言います」
同期「いやいや、俺たち同期なんだからそんなにかしこまらなくてもいいんじゃない?」
男「そう…ですか?」
同期「うん、俺は同期、よろしく」
男「…よろしく」
同期「それじゃあここはこうで……」
男(凄いな…同期って有能だな……)
男(あぁいうのが将来出世するんだろうな)
同期「じゃあ始めましょう」
教官「では研修は以上です、みなさんと一緒に働けるのを楽しみにしています」
みんな「はい!ありがとうございました!」
同期「なぁ男、打ち上げしようぜ!」
男「そうだな」
男(本当にコミュ力ありすぎだろこいつ…営業とか向いてそうだな)
「まぁ就職活動ちょっと難航してさぁ…ここ以外は全部小売しか内定貰えなかったからなぁ」
「俺も、頑張ってここしか貰えなかったからな」
同期「俺?…まぁ、人事の人とか感じよかったし、もともとこういう業界に興味があったからさ」
同期「まぁ、将来は企画とかやってみたいな、面白そうだし」
男(すげぇな…もう先が見えているのか)
みんな「は~い」
男「…ハァ」
同期「どうした?」
男「まぁ…働くんだなって……」
同期「いやさぁ、みんな働くんだし頑張ろうぜ」
男「そうだな」
同期「また一緒に飲もうぜ」
男「おう」