少女「もしもし…いのちの電話ですか」

少女「いいですか…」

少女「私学校でクラスメートたちにいじめられてて、バケツで水かけられたり、ふでばこに虫いれられたり、落書きされたり」

少女「毎日毎日ひどいめにあうのがいやで」

少女「それでもう一ヶ月くらい不登校なんですけど」

少女「もう生きてる意味なくて死のうかなって思ってるんです」

お前ら「>>5」

少女「このままじゃエスカレートして、自宅が燃やされたり私が殺されたりしますよね…」

少女「殺られる前に殺れ…」

少女「相談員のお兄さんがそう言うなら間違ってないですよね…」

少女「ありがとうございます」

少女「あの、できれば方法もおしえてください」

お前ら「>>12」

少女（でも相談員のお兄さんのいうことなら正しいはず…）

少女「はい…今脱いでます」

少女「脱ぎました…」

少女「きゃっ、ビデオ電話になってるじゃないですか」

少女「あの…恥ずかしいから音声だけがいいです…」

少女「次はどうすれば…殺し方をおしえてください」

お前ら「>>20」

少女「お兄さんと直接会うんですか？」

少女「わかりました…そうじゃないと指導できませんよね」

少女「じゃあ今度の日曜日でいいですか」

少女「お昼の12時に○○駅前の犬の像の前で待ってます」

当日

少女「もしかして相談員のお兄さんですか？」

少女「今日はいろいろお世話になります」

お前ら「>>29」

少女「お腹すきましたね」

少女「とりあえずお話出来る場所にいってご飯食べましょう」

少女「でも…この辺のファミレスだと学校の知り合いがいるかもしれなくて…」

少女「お兄さんどこかいいお店しりませんか？」

お前ら「>>36」

少女「で、でも初対面の人のお家についていくなんてダメってお母さんに言われてるから…」

少女「……しかたないですよね。これから悪い話をするんですから」

少女「こ、殺し方の話なんて人前でできませんよね」

少女「わかりましたお兄さんの家についていきます」

少女「ここがお兄さんのアパート…」

少女「一人暮らしなんですか？　寂しくないですか？」

お前ら「>>48」

少女「たしかに、あんまり冷房きいてなくて暑いですね」

少女「じゃあカーディガンだけ…」するり

少女「あ、あの…本当に殺し方おしえてくれるんですよね！？」

少女「クラスメートの子を殺したほうが良いんですよね！？」

お前ら「>>57」

少女「嫌です…なんの関係があるんですか」

少女「怖いです…」

少女「やっぱりついてこなかったらよかった」

少女「お兄さん…本当にいのちの電話の相談員さんなんですか」

少女「私を助けてくれるんじゃないんですか」

お前ら「>>70」

少女「わ、私は…すきじゃないです」

少女（……騙されたんだ）

少女（ニュースでみるような悪い大人だ）

少女（早く逃げなきゃ…）

少女「さ、さようなら！　お邪魔しました！」ﾀﾞﾀﾞｯ

お前ら「>>79」

少女「いやだ…離してください」

少女「私…そんなつもりじゃ…」

少女「ただ気持ちを軽くしようと電話しただけなんです」

少女「本当はクラスメートを殺すつもりなんてなくって、ちょっと過激な発言して冒険してみたかっただけなんです」

少女「でもこんなことになるなんておもわなくって！」

少女「ごめんなさいお兄さんのことは誰にもいわないので帰してください」

お前ら「>>92」

少女「許してください！　お家かえして！！　おかーさーーん！おかーさーーん！！！」

TV「今月４日、K県S市のアパートから中学生と思われる少女の遺体が発見されました」

TV「遺体の損傷は激しく、犯人よって暴行が加えられたとみて警察の捜査が進んでおります」

TV「また、犯人とおもわれる男性は行方をくらまし、現在も捜査員300人態勢で捜索中です」

TV「近隣住民の皆様は戸締まりに十分注意して――――

BADEND…

少女「あれ？あってるかなぁ。もしもし」

少女「いのちの電話相談ダイヤルですか？」

少女「あの…実は死にたいほどじゃないんですけど」

少女「すごく悩んでることがあって、聞いてもらえますか？」

お前ら「>>129」

ｐｒｒｒ

少女「もしもし？」

少女「いのちの電話相談ダイヤルですか？」

少女「え？」

少女「あれぇ？　また同じ人につながっちゃった？　…間違ってるのあたし？」

少女「何度もすみません…いのちの電話の番号だとおもうんですけど…」

お前ら「>>144」

少女（なんでいきなりアントニオ猪木？）

少女（命の電話のつもりだったのに猪木さんにかけちゃったのかな…）

少女（まぁ話きいてくれるならこの際誰でもいいや…）

少女「電話相談していいですか？」

お前ら「>>155」

少女（そっか。命の電話じゃなくて猪木さんだから相談するにはお金いるんだ…）

少女「こ、今度払います！」

少女「だからあたしの話きいてください」

お前ら「>>164」

少女「足壊しちゃって、できなくなっちゃったんです」

少女「チームはもうすぐ全国ってところまでのぼりつめたのに、エースのあたしがこれじゃ…」

少女「すごく責任感じてて…それにサッカーできないのも悲しくて」

少女「サッカーをなくしたあたしの人生一体なんなんだろうって考えちゃうんです」

お前ら「>>176」

少女「やっぱりあたし運動しなくなったから考え方が不健康になってるんですよね」

少女「わかりました。お願いします」

少女「こうして私は猪木さんの直接指導してもらい、心身ともにそこそこ健康に戻った」

少女「残念ながら怪我の影響で元のエースに復帰することは叶わなかったけど」

少女「今後はサッカープレイヤーではなくチームを支えるマネージャーとしての道を選んだ」

少女「本当に電話してよかった」