1: 以下、名無しにかわりまして毎日小説がお送りします 2016/08/10(水) 20:54:56.74 ID:Z8J/J+b/o
ボクっ娘「ボクさぁ、ボクサー」
男「ハァ?」
ボクっ娘「ってわけで、これからキミを撲殺してあげる!」
男「なにいってんだ、お前!?」
2: 以下、名無しにかわりまして毎日小説がお送りします 2016/08/10(水) 20:56:58.74 ID:Z8J/J+b/o
ボクっ娘「シュッ、シュッ」ポカッポカッ
男「いてっ……いたたっ!」
ボクっ娘「シュッ、シュッ」ポカッポカッ
男「おい……やめろって!」
3: 以下、名無しにかわりまして毎日小説がお送りします 2016/08/10(水) 20:59:14.30 ID:Z8J/J+b/o
ボクっ娘「シュッ、シュッ」ポカッポカッ
男「やめろってば!」
ボクっ娘「ふっふーん、だったら敗北を認めたらやめてあげるよ」
男「敗北? どうやって認めればいいんだよ。白旗でも振ればいいのか?」
4: 以下、名無しにかわりまして毎日小説がお送りします 2016/08/10(水) 21:01:31.55 ID:Z8J/J+b/o
ボクっ娘「そんなの決まってるじゃない。ボクの下僕になることさ」
男「げ、下僕……!?」
ボクっ娘「ボクの馬になって、ボクを乗せて東西南北を駆け回るんだ」
男「なんで俺がそんなこと……!」
5: 以下、名無しにかわりまして毎日小説がお送りします 2016/08/10(水) 21:04:02.28 ID:Z8J/J+b/o
ボクっ娘「馬になったキミは、ボクの牧場でずーっと飼ってあげるよ! アッハッハ!」
男「お前……牧場なんか持ってたっけ?」
ボクっ娘「なにいってんのさ、比喩だよ比喩! つまり、ボクの家にずっといて欲しいってこと!」
ボクっ娘「ずーっとね!」
男「え……」
6: 以下、名無しにかわりまして毎日小説がお送りします 2016/08/10(水) 21:07:20.10 ID:Z8J/J+b/o
男「お前……それってまさか……」
ボクっ娘「!」ハッ
ボクっ娘「ボクとしたことが……つい本音を……」
ボクっ娘「ボク……ボク……」
男「……」
7: 以下、名無しにかわりまして毎日小説がお送りします 2016/08/10(水) 21:10:14.74 ID:Z8J/J+b/o
男「いいぜ……一緒にいてやるよ」
ボクっ娘「いいの? ボク、キミのことあんなに殴ったのに……」
男「殴ったって……ちょっと肩を叩いたぐらいだろ。あんなのどうってことないさ」
男「一緒にいようぜ……ずっと」
ボクっ娘「うん……」
9: 以下、名無しにかわりまして毎日小説がお送りします 2016/08/10(水) 21:13:07.96 ID:Z8J/J+b/o
男「だけど、お前にはまだやることがあるはずだ」
男「ほら、ボール」スッ
ボクっ娘「!」ハッ
男「お前はボクサーじゃなくてピッチャーなんだ……最高の魔球を見せてやれ!」
ボクっ娘「うんっ!」
10: 以下、名無しにかわりまして毎日小説がお送りします 2016/08/10(水) 21:15:45.64 ID:Z8J/J+b/o
ボクっ娘「――というボクとチームメイトの熱いメロドラマにバッターが見とれてるスキに、投球!」シュッ
球審「ボーク!」
おわり
14: 以下、名無しにかわりまして毎日小説がお送りします 2016/08/11(木) 02:22:37.07 ID:1P5lZKdrO
4コマ漫画みたいで好きだな
乙
乙
15: 以下、名無しにかわりまして毎日小説がお送りします 2016/08/11(木) 10:21:07.35 ID:0TGhIpJB0
この唐変木!
19: 以下、名無しにかわりまして毎日小説がお送りします 2016/09/30(金) 02:16:18.34 ID:A37Smj6Eo
なんか定期的に見たくなっちゃう