ロリビッチ「ニビコちゃん、やっぱりまだ打ち解けられてないの?」
金髪ロリ「い、いや、そういうわけでは……というかニビコではありませんわ!」
ロリビッチ「やっぱりニビコちゃんも同じクラスだったら良かったのにー。そしたら私ももっと話しやすかったのになぁ」
金髪ロリ「それは……そうですわね」
黒髪ロリ「仕方ないですよ。これでもかなり無理を通してもらったのですから。ポチ……んっんー、校長先生もよく頑張ってくれた方ですよ」
ロリビッチ「えー。でもやっぱり一緒のクラスが良かったなー」
金髪ロリ「わ、私は全然大丈夫ですわ! すぐに友達100人くらい作って見せますもの!」
黒髪ロリ「……無理をしていると、いずれガタが来ますよ」
ロリビッチ「そうだよー。悩んでたら他人に相談するのが一番だよー」
金髪ロリ「わ、私は大丈夫ですから!」タタタ
ロリビッチ「ニビコちゃん本当に大丈夫かなぁ」
黒髪ロリ「……」
金髪ロリ(つい逃げてきてしまいました……どうして私はこう見栄っ張りなんですの?)
???「あ、ニビコ。おはよー」
金髪ロリ「だからニビコでは……!」
モブロリ「あ、わりぃわりぃ、つい。今日は早いね」
金髪ロリ「! あ……おはようございます……」
モブロリ「相変わらず固いなぁ。もうちょっと気軽に話しかけてくれても……」
金髪ロリ「し、失礼しますわ」タッタッタ
モブロリ「ありゃりゃ」
廊下
金髪ロリ(私のバカ……だからどうして逃げてしまうんですの!)
???「おはよう。ニビコちゃん」
金髪ロリ「だからニビコではないと何度言ったら……!」
モブロリ2「あはは。またそれ言ってる」
金髪ロリ「! あ、ああ、おはようございます……」
モブロリ2「だからそんなにかしこまらなくっていいんだってばー」
金髪ロリ「いえ、あの、その、し、失礼しますわ」タッタッタ
モブロリ2「え? もう朝の会始まっちゃうよー……あれー」
階段
金髪ロリ(またやってしまいましたわ……今度きちんと謝りませんと……)
モブロリ3「あ、おは……」
金髪ロリ「!」ドキン
モブロリ3「……どしたの? 顔めっちゃ赤いよ?」
金髪ロリ「なんでもありませんの! し、失礼しますわー!」タッタッタ
モブロリ3「?」
金髪ロリ(私のバカバカバカ……どうしてまっすぐ目を見て話せないんですの!)
金髪ロリ(どうしても緊張してしまって、正面から顔が見られませんの……)
金髪ロリ(クラスの子が近くにいると、心臓がバクバクして……それに……)
金髪ロリ(なんだか、変な……気分に……)ドキドキ
金髪ロリ(これじゃ、まるで……)ドキドキドキドキ
???「……なあ」
金髪ロリ「ひゃひいいい! ななな、な、なんですの!」
???「こんなところで何してんだ?」
金髪ロリ「あなたは……?」
不良ロリ「あたしはただの不良だよ。そういうあんたは……ああ、例の転校生か」
金髪ロリ「そ、そそ、その通りですわ。良い朝ですわね! それではわたしはこれで……」
金髪ロリ(まずいですわ……やっぱり顔が見られない……因縁でもつけられたら厄介なことになりますわ)
不良ロリ「……おい」
金髪ロリ「ひゃい!」
金髪ロリ(それにさっきからずっと変な気分で、心臓がはち切れそうですわ)ドキドキドキドキ
不良ロリ「なあ、あんた」
金髪ロリ「な、なな、なんですの?」
不良ロリ「これ」
金髪ロリ「へ?」
不良ロリ「このハンカチ、今落としたぞ。あんたのだろ?」
金髪ロリ「……あ、わ、確かにその通りですわ!ありがとうございます」
不良ロリ「礼はいいよ。落とさないように気をつけろよ」
金髪ロリ「!」ドキン