褐色ロリ「せっかくだしぃ、死ぬ前にとっておきの、アンケート?」
おじさん「アンケート……?」
褐色ロリ2「そ。とっておきのアンケート? だよ?」
褐色ロリ3「とっても大事なアンケート」
おじさん「……」ゴクリ
褐色ロリ4「ねぇ、おじさんはぁ、どんな風に絞られたい……?」ヒソヒソ
おじさん「!!」
おじさん(だ、駄目だ! 耳を貸してはいけない! そしたら私は……!)ハァハァ
褐色ロリ4「どんなことでもしてあげるよぉ? 私達はロリビッチだからぁ、とぉってもエロいこと、できちゃうんだよ?」
おじさん(耳を貸しては……)ハァハァ
褐色ロリ4「おじさんの大事なところ、ねっとりたっぷり、愛してあげるよ?」
おじさん(耳を……)ハァハァ
褐色ロリ4「今までのどんな娘のことも、忘れさせてあげる?」
おじさん「!」
褐色ロリ「ん?」
おじさん「そんなこと、できない」
褐色ロリ「は? なに言ってんの?」
おじさん「私は、あの子に会いに来たんだ。すまないが、帰してはもらえないだろうか」
褐色ロリ「……」
おじさん「一度身体を重ねただけだが、彼女のことが心配なんだ。頼む」
褐色ロリ「……そう。その子のことがそんなに大事なんだ」
おじさん「ああ。だから……」
褐色ロリ「いいわぁ? とってもいい?」
おじさん「え?」
褐色ロリ「そういう未練たっぷりの精液? 根こそぎ搾り取るの、アタシ大好きなの?」
おじさん「待て、頼む、待ってくれ!」
褐色ロリ「待たないわ? みんなおまたせ? ごちそうの時間よ?」
褐色ロリ2「うふふー」
褐色ロリ3「……」ジュルリ
褐色ロリ4「はぁはぁ」
おじさん「くっ」
おじさん(ここまでか……)
???「待ちなさい!」
金髪ロリ「この姿を見てもわからないのかしら?」
褐色ロリ「ちっ……ツインテどもね。他人の縄張りまでのこのこ出てきて何のよう?」
金髪ロリ「あなた達に縄張り云々を説かれるとは思わなかったわ。縄張り荒らしの常習犯さん」
褐色ロリ「はっ、強者こそが正義でしょう?」
金髪ロリ「へえ、弱者の強がりってこんなにも滑稽だったのね」
褐色ロリ「お前たち、あのアバズレをとっ捕まえてぐちょぐちょに犯してやりなさい!」
褐色ロリ2・3・4「……」コクリ
おじさん(あの子は、私を助けに来てくれたのか……? しかしこんな多勢に無勢、あの子一人では……)
金髪ロリ「はぁ? 何をうぬぼれているのかしら」
褐色ロリ「捕らえるのよ!」
金髪ロリ「そう簡単に捕まりませんわ」
ボン
褐色ロリ「煙幕……?」ケホケホ
タタタ
金髪ロリ「ほら、さっさと捕まりなさい!」
おじさん「え? あ……」
金髪ロリ「喋ると舌噛むわよ!」
おじさん「っ」
タッタッタッ
褐色ロリ「くっ……まんまと逃がすとは……」
褐色ロリ2「すみません……」
褐色ロリ3「ごめんなさい……」
褐色ロリ4「申し訳ないです……」
褐色ロリ「まあいいわ。あの泥棒猫にはそのうちきっちり落とし前をつけてもらうから?」
おじさん「君は一体……?」
金髪ロリ「やっぱり気になるかしら?」
おじさん「そりゃあ……」
金髪ロリ「わたしもあそこにいた連中と同じロリビッチよ」
おじさん「え?」
金髪ロリ「まあ、種族としては別ですけれど。あの連中はカッショクケンコウテキロリビッチ」
金髪ロリ「私は……まあ、一応ツインテキンパツロリビッチに分類されるわ」
おじさん「!」
おじさん(あの子が言っていた、『危険なの』か……!?)
金髪ロリ「あら、今更怖気づいたのかしら」
おじさん「い、いや……」
金髪ロリ「まあ、それが正常な反応なのですけれどね。あなたは危機感がなさすぎですわ」
おじさん「そうかも、しれないな」
金髪ロリ「まあいいですわ。わたしには関係ないことですし。それじゃあ私はこれで」
おじさん「あ、ちょっと待って」
金髪ロリ「……なんですの?」
金髪ロリ「……私の種族は、あの連中と仲が悪いのよ。それだけ。あなたには特別関係ないことよ」
おじさん「そうか」
金髪ロリ「あら? もしかして自分が特別だから助けてもらえたとでも自惚れていましたの?」
金髪ロリ「滑稽ですわね。そんなことありえませんわ。ただの偶然」
金髪ロリ「だから、次からはこんな危ないところをフラフラとほっつき歩かないことね」
おじさん「君は優しいんだな」
金髪ロリ「……勘違いしているようだから、それを正しておくわ」
おじさん「え?」
ズイ
金髪ロリ「わたしもあの連中と同じロリビッチ。わたしの手にかかればあなたなんて1瞬でミイラになるわ」ヒソヒソ
金髪ロリ「わたしとあなたは別の種族。根本的に相容れないのよ。それをあなたは理解すべき。でなければ……」
金髪ロリ「あなたは死ぬことになるわ」
おじさん「……!」
金髪ロリ「わたしからの忠告は以上。今度こそ御暇させていただきますわ」
タッタッタ
おじさん「……やっぱり優しいな」
おじさん(せっかく、差し入れ買ったんだけどなぁ)
おじさん(まぁ、いいか、明日にでも行けば)
おじさん(……また危機感がないと怒られてしまうだろうか)
翌日
部長「おーい、ちょっとー、きみー」
おじさん「はい! 私ですか?」
部長「おう、昨日頼んだ仕事は出来てるかぁ?」
おじさん「あぁ、これで大丈夫でしょうか?」
部長「……うん。大丈夫そうだね。ありがとう」
おじさん「はい」
部長「ところで……」
おじさん「なんでしょう?」
部長「君は聞いてるかね。その……」
おじさん「なんのことですか?」
部長「ほら、ろりびっちとかいう。最近活発になってるそうじゃないか」
おじさん「あ、ああ、ええ……らしいですね」
部長「なんだか若い連中は浮足立ってるようだが、洒落にならないらしいからな。君も気をつけたまえよ」
おじさん「あ、あはは、そんな、そうそう出会わないでしょう……」
部長「ま、そうだな! 半分くらい都市伝説みたいなもんだろうしな! がはは!」
おじさん「あ、あはははは……」
おじさん「活発になってるとはいえ、2日連続で会ったりはしないだろう」
おじさん(話に聞く限り、被害も年に2,3件というところらしいし、昨日は特別運が悪かっただけだろう)
カツカツカツ
おじさん(しかし結局、昨日の金髪の子は何だったんだろう)
おじさん(本当にただ偶然で助けてくれただけなんだろうか)
おじさん(それに、)
――わたしとあなたは別の種族。根本的に相容れないのよ。
おじさん(本当に、そうだろうか)
???「あのぉ、すみません」
おじさん「はい?」
おじさん(こんなところに少女……?それにしてもやけに胸が大きいな……)
黒髪ロリ「あのぉ……」
おじさん「あ! ああ! すまない! 迷子かな?」
黒髪ロリ「ええ。愛犬の散歩をしていたら、リードが外れてしまって……追いかけていたらこんなところまで」
おじさん「そ、そうか。それは大変だったね。犬は見つかったのかい?」
黒髪ロリ「それが……あの子、とってもわんぱくなものですから、どこか遠くまで逃げてしまったみたいで……」
黒髪ロリ「どこかでお腹を空かせて泣いていなければ良いのですけれど……」
おじさん「そ、そうか」
おじさん(少し怪しいけれど、ただの子供だったらこんなところに放置するわけにもいかないしな)
おじさん(危険を感じたら、すぐに逃げればいいだろう)
おじさん「よかったらおじさんが一緒に探そうか?」
黒髪ロリ「え? そんな、申し訳ありません。あの子もきっと、お夕飯までにはうちに帰ってくるでしょうし……」
おじさん「でも、心配なんだろう?」
黒髪ロリ「それは……はい、心配です」
おじさん「なら、手伝うよ。大丈夫、すぐに見つかるさ」
黒髪ロリ「ありがとうございます!」
黒髪ロリ「おじさんは優しいですね」ニコ
おじさん(なんだ、普通に良い子じゃないか)