娘(4歳)「はーちゃか~おなかすいた~」
早坂「夕飯まで我慢してください」
娘「ぶ~」
早坂「あれはお母さんが楽しみにとっておいたプリンですよ、勝手に食べたら怒られます」
娘「えっ・・・」
母『あらあら、私に許可なくプリン食べちゃったのね』
母『お可愛いこと・・・』ゴゴゴ
娘「ひいっ・・・」ガクガク
早坂「そうしてください」
娘「はーちゃかひまだからあそんでー」
早坂「すみません・・・夕飯の支度があるので」
娘「えー」
娘「だっておにぃガチでやりにくるんだもん」
早坂(うわぁ・・・)
娘「わたしをてってーてきにボコボコにしてこわいめでにらんでくるんだよ!」
早坂(まったく誰に似たんだか・・・)
娘「あ!おにぃ!」
息子「ぼくはただあそびとはいえしょうぶにてをぬかずやっただけなのに」
早坂「それはいちりありますけど少しは妹を可愛がってもいいのでは?」
息子「まるでかあさんみたいなこというんだね、おばさん」
早坂「おば・・・」
娘「えー」
息子「ぼくべんきょうしたいんだけど」
早坂「子供は遊ぶものですよ」
息子「でもとうさんはべんきょうばかりしてたって・・・」
早坂「アレは異常です」
早坂「おや、お客さんのようですね、今出ます」
ガチャ
千花「こんにちはー!」
早坂「おや・・・」
早坂「仕事と病院です」
千花「ああ、なるほど~」
早坂「何か御用ですか?」
千花「ううん、近くに来たら寄ってみただけ」
タタタ・・・
娘「あ、ちかおばあちゃん!」
千花「おば!?」
千花「ちょ、お姉さんってよんでくれないかな~」
娘「だっておとーさんがいってたよ、ふじわらしょきはおれにいろんなことをおしえてくれたははおやのようなひとだって」
千花(あの野郎・・・)
娘「だからおばあちゃんだよね!」
千花「」
千花「えーでもお父さんに怒られるからね~」
娘「たごんむよーにするからだいじょーぶ!」
千花「じゃあいっか!まずはバレーでね・・・」
早坂「・・・・・」
千花「オッケー!」
早坂「さて・・・」
ピンポーン
早坂「今日は客が多いですね」
ガチャ
ミコ「・・・こんにちは」
石上「・・・ども」
早坂「あらら・・・」
石上「ち、違います!たまたまそこで会ったから・・・」
ミコ「そ、そうですよ・・・何でコイツと・・・」
石上「あ?」
ミコ「何よ!」
早坂(息ピッタリかよ)
石上「おっ」
ミコ「こんにちは、大きくなったわね」
息子「ミコおばさんはあいかわらずちいさいね」
ミコ「ぐっ・・・」
石上「プッwww」
ミコ「笑うな!」
ミコ「え、ええ・・・いいわよ」
石上「そんなことよりゲームしようぜ!」
息子「えーでもゆうにいさんてかげんしてくれないし・・・」
石上「あ、うん・・・ゴメン」
早坂「やれやれ・・・一気ににぎやかになりましたね」
ガチャ
??「「ただいまー!!」」
早坂「あ・・・」
かぐや「どうしたんでしょうね」
早坂「おかえりなさい、かぐや様、御行様」
御行「やっぱ慣れないなその呼ばれ方・・・」
早坂「じゃあ・・・おう御行!遅かったな!」
御行「いきなり砕けすぎぃ!」
御行「ああ、どうしても気になってな、病院に寄ったんだ」
かぐや「これが初めてじゃないでしょうに、そこまで心配・・・」
御行「するに決まってんだろ!」
かぐや「あ、はい///」
早坂「相変わらずですね」
千花「あ、2人ともおじゃましてまーす!」
御行「なんだ来てたのか」
千花「石上君とミコちゃんもいますよ」
かぐや「どうりで騒がしいと思ったわ」
千花「それにしても・・・」チラ
かぐや「?」
千花「またお腹おっきくなりましたね、かぐやさん」
御行「お、おい///」
千花「羨ましい限りですね~」
かぐや「あ、あと胸もちょっとだけ大きくなったし・・・」ゴニョゴニョ
早坂「え?なんだって?」
かぐや「何でもありません!」
かぐや「あっ///」
御行「ああ、悪い」
早坂「おや、珍しいですね」
圭「道歩いてたら仲良く歩いてるお兄とかぐやお姉見かけたからね」
早坂「そうでしたか」
御行「お、おう・・・」
圭「何かお兄達より慣れてる感じだね」
かぐや「最近は子供たちの世話もよくやってくれてるから・・・」
御行「ハーサカ君には本当に世話になってる、ありがとう」
早坂「いえいえ、私も好きでやってる事ですから」
石上「ハハハハハ!!!これが大人の力だ!」
息子「うわあああああああああん!!!」
娘「おにーちゃあああああああん!!!」
ミコ「ちょっと!子供相手なんだからちょっとは手加減しなさいよ!」
御行「・・・なにこの状況」
ミコ「お邪魔してます」
御行「あ、ああ・・・何があった?」
ミコ「すみません・・・石上が子供たちをゲームでボコボコにして勝ち誇ってるんです」
石上「言い方!」
ミコ「そうとしか言いようがないじゃない」
石上「ひっ・・・」
御行「おい!お腹の子に悪いからそういう怒り方は・・・」
かぐや「むぅ・・・仕方ありませんね」
石上「た、助かった・・・」
御行「悲しいのか?父の胸の中で思いっきり泣くが・・・」
息子「うわあああああああああん!!!」ガバッ
早坂「おっと、普段はクールぶっててもやっぱり子供ですね」
御行「」
かぐや「ま、まぁ最近忙しくて早坂に世話任せっぱなしだったし・・・」
御行「大丈夫だ、落ち込んでない、落ち込んでないぞ!」
千花「そーいえばあの子昔、「おおきくなったらはーちゃかとけっこんするー」ってよく言ってましたよね」
御行「」ガク
かぐや「藤原さん・・・」
千花「あ、すみませーん」テヘペロ
御行「ん?どうした・・・?」
娘「おとーさんむかしばれーでしにかけのあるぱかみたいだったってほんと?」
御行「藤原ァ!」
千花「やっぱり怒られたぁ!」
千花「私も子供ほしいなー」
御行「無理に話の流れを変えるな」
石上「藤原先輩の子供とか想像もつきませんけどね」
千花「むー、そんなことないよー」
ミコ「モテない奴の皮肉程虚しい物はないわね」
かぐや「何が?」
早坂「私この間見ちゃったんです」
早坂「洒落たカフェで仲良くお茶してた石上君とミコさんを」
石ミコ「「!?」」
御行「何!?」
かぐや「あらあら・・・」
藤原「へぇ~」ニヤニヤ
石上「え、アアウンソウデスネ」
ミコ「キョドってんじゃないわよ!」
早坂「まぁそれはともかくとして、皆さん夕飯食べてくでしょ?」
全員「うん」
早坂「では準備します」
早坂「妊婦さんは無理しないでください」
かぐや「じゃあ後ろで見てていい?」
早坂「どうぞご勝手に」
かぐや「ありがとう」
かぐや「・・・・・」ジー
早坂(気になる・・・)
ワイワイガヤガヤ
かぐや「向こうも賑やかね」
早坂「そうですね」
早坂「急にどうしたんですか」
かぐや「私があの人と一緒になって・・・こうやって幸せに暮らしているのはあなたが協力してくれたお陰よ」
早坂「・・・私だけじゃありませんよ、藤原さん達だって色々頑張ってましたし、何よりお2人の頭脳戦を経て絆を深めていったからで・・・」
かぐや「そ、そうかしら・・・」
かぐや「え、相手いるの!?」
早坂「冗談ですよ、今はあなた達の世話をしてる方が楽しいです」
かぐや「そ、そう・・・」
御行「おーい!何か手伝うかー?」
娘「はーちゃかはやくー!」
息子「お腹空いた・・・」
早坂「はいはい、もうすぐですよ」
かぐや「そう・・・ありがとう・・・愛」
早坂「え?なんだって?」
かぐや「何でもない!先行ってるわ!」
早坂(聞こえてましたけどね、かぐや様)
かぐや「大したことではありません、それよりも次の子の名前を・・・」
御行「お、おう・・・そうだな」
アハハハハハハ・・・
早坂(皆さん、いい笑顔です)
早坂(この笑顔を守るために、もっと頑張ろう)
早坂(それが、私の幸せ)
~おわり~
あの2人の結婚生活どうなるのか想像するだけで楽しいです