男「カタギだバカ だれがヤクザだ」
番頭「あぁすみません いらっしゃいませ」
男「銭湯やってたんだなここ」
番頭「え?そうなんですか??」
男「は?銭湯やってんだろ?ここ」
番頭「最近じゃ組同士の抗争も珍しいですからね」
男「戦闘じゃねえよ 」
番頭「お客さんも血を流しに来たわけですね 銭湯だけに」
男「上手くねえんだよ カタギだつってんだろバカ」
番頭「すみません」
番頭「ハーイwwチャーンwwwwバーブww」
男「イクラちゃんじゃねえよ 料金どうなってんだって聞いてんだよ」
番頭「あっはい、お一人様220円になります」
男「ほらよ220円丁度だ」
番頭「20円のお返しです」
男「200円じゃねえか 最初からスッキリ出させろ」
男「あぁ床濡れるからね滑っちゃうよね」
番頭「いえ、めかぶが落ちてますので」
男「めかぶ落ちてんの!?」
番頭「えぇ、私の朝食だったんですけど」
男「お前の朝飯なんで床に落ちてんだよ」
番頭「超ショックでしたよもう?」
男「うるせえよ」
番頭「お客さんwwそっち女湯ですよ」
男「こっち女湯なの!?」
番頭「えぇこっちが男湯です」
男「青い暖簾だからてっきり男湯だと思ったわ、男湯は赤い暖簾なのか」
男「分かりにくいから逆にしたほうがいいんじゃないこれ」
番頭「??」
男「だから、男が赤で女が青じゃ紛らわしいから」
番頭「ちょっと何言ってるかわからないですけど」
男「なんでわかんねえんだよ」
男「もういいよ、風呂入ってくるから めかぶ片付けとけよ」
番頭「お客さんwwそっち女湯ですよ」
男「こっち女湯なの!?」
番頭「えぇこっちが男湯です」
男「青い暖簾だからてっきり男湯だと思ったわ、男湯は赤い暖簾なのか」
男「分かりにくいから逆にしたほうがいいんじゃないこれ」
番頭「??」
男「だから、男が赤で女が青じゃ紛らわしいから」
番頭「ちょっと何言ってるかわからないですけど」
男「なんでわかんねえんだよ」
男「もういいよ、風呂入ってくるから めかぶ片付けとけよ」
男「こういう銭湯って壁にでっかい富士山とか描いてあんだよな」ガラガラ
男「なんでゲルニカなんだよ!」
男「おかしいだろ!怖すぎるわ銭湯にこんな絵」
男「つーか誰描いたんだよすげえよ」
男「落ち着かねえな…体洗って風呂はいるか」
男「おっこの黄色い桶知ってるわ、カエルのイラストと名前がかいてあんだよな、なんだっけなー」
男「デロリアンじゃねえか!ケロリンじゃねえのかよ」
男「バックトゥザフューチャー銭湯関係ねえだろうが」
男「まあいいや、軽く流して風呂入っちゃうか」ザバーッ
男「冷たっっっ!!何これ水じゃん冷たいよ」
男「ちょっと番頭さん」ガラガラ
番頭「どうかしましたか?」
男「この風呂冷たいんだよ、ボイラーかなんか壊れてんじゃないの?」
番頭「お客さんwwそっち水風呂ですよwwww」
男「こっち水風呂なの!?そっちのちっちゃい方が湯船なの!?」
男「流石に小さすぎるんじゃないの? この大きさじゃ他の人入れないよ」
番頭「お客さん太ってますもんねぇ」
男「うるさいよ 大きなお世話だ!」
番頭「あぁすいません」
番頭「ちょっと何言ってるかわからないですけど」
男「なんで何て言ってるかわかんねえんだよ」
男「もういいよ、出てけ出てけ」
番頭「はぁ、失礼します」ガラガラ
男「あっ、そうだ石鹸持って来てないよどうしよう」
番頭「あなたー!投げるわよー!」ポーン
男「なんで女湯いんだよ気持ちわりぃ!」
男「しかもこれ紙石鹸だよ!懐かしいなおい!つーかこんなんで身体洗えるかってんだ!」
男「もういい帰るわ!」ガラガラ
男「あぁ、ムカつくから帰るんだよ」
番頭「ハッ、お大事に?」
男「なんでちょっと笑ったんだよ なんだよお大事にって ほんとムカつくな」
番頭「すみません、こちらサービスでお風呂上がりに差し上げてるんです」
男「ん?牛乳瓶?何入ってんの?」
番頭「こちらめかぶになっておりま」
男「めかぶ!!」
THE END
乙